Jフード・ダイアリーズ

疲れたらカレーを飲め、と或る人が云った

ある高齢者施設の夜勤ダイジェスト2

18:10

日勤の終業時刻を10分オーバーしたところで、ぬらりひょんみたいな後輩が駆け寄ってくる。
「明日ぼく早番なんですー」
早番は朝イチにきて、夜勤をサポートする。明日の朝は期待しないほうがよさそうだ。



20:00

銀髪のおじいさんが、抹茶色のトレーナーを脱ごうとしている。何度止めても、脱ぎたい思いは抑えきれないらしい。試みに黙って見ていたら、半裸になった。急いで着せる。



21:00

もう一人の夜勤者。この夜のパートナーが、テンパっている。
「ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待ってちょっと待て!」
待てと言われて待てるような方ばかりだったら、こちらも楽である。待てない人ばかりだから、大変なのだ。クールに行こう。夜は長い。



2:00

「助けてー。助けてー」
野太い声が聞こえる。全身が痛いようだ。残念ながら、どうしてあげることもできない。一声かけて、人様のブログを読む。



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5:45

ある居室で立ち止まる。どうも臭う。居室を進むごとに、臭気がトゲトゲしくなる。ベッドサイドのタンス。お宝はここか。開けると、汚物まみれのオムツが…。その中には、溶けたアイスクリームのような球体がある。便秘は解消したようだ。



10:00

外界は穏やかな日射しを浴びていた。