大河ドラマ『麒麟がくる』第二回「道三の罠」
織田信秀登場。
美濃に攻め入って、木曽川に布陣。軍勢はおよそ二万。対する美濃勢は四千。
圧倒的な兵力差。信長の野望だったら、余裕でケリがつくはずだが、そうはならなかった。
斉藤利政(のちの道三)はなかなかの切れ者だ。兵法にも明るい。一気に劣勢を挽回し、織田軍を追い立てる。司馬遼太郎によると、尾張の兵は弱いとのことだが、それにしても悲惨な敗戦である。光秀はそこそこ活躍するものの、戦というものに対する懐疑が芽生える。信長はまだだ。
一方、勝利したとはいえ、成り上がりの道三には敵が多い。美濃は一枚岩ではないのだ。国内の不協和音は今後、一層大きくなっていくだろう。もちろん、明智家もそれに巻き込まれるに違いない。

2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」完全読本 (NIKKO MOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 産経新聞出版
- 発売日: 2020/01/11
- メディア: ムック
本編とは全く関係ないが、帰蝶は、歯がきれいだ。