グラフィティ

疲れたら水を飲め、と或る人が云った

苦肉の策

11/19/2020

 

 

13人の利用者さんを集団で虐待していたようだ。

 

虐待の内容は、腹部を紐で縛っていたというもの。オムツを外されないためにしたのだった。おそらく、ズボンの上から縛り、ズボンさえ脱げないようにしていたのではないだろうか。ちなみに、オムツを外す利用者さんはけっこういる。オムツ内で排泄したら生理的に気になるわけで、いじる気持ちはご理解いただけると思う。

 

ところで、今回のケース、職員に虐待という認識はあったのか。何を大袈裟な、これくらいのことで!という意識が勝ったのかもしれない。オムツ外しで失禁したほうが利用者さんにとってマイナスではないか、と考える職員もいただろう。失禁されないための苦肉の策だ、と。

 

しかし介護職員なら、それが許されない行為ということは確実にわかっていたはずだ。

 

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20年前は、利用者さん全員にツナギを着せていた施設もあった。ツナギなら、オムツに手を突っ込むこともできない。もちろん、当時の職員はそれが悪いこととは思っていなかった。

 

時代とともに人々の意識は変わり、施設サービスに求められるものはより高度になった。この先は更に尊厳に配慮する必要性が出てくるに違いない。

 

それはきっと、いいことなのだ。